【パン屋仕事納め】

【パン屋仕事納め】

2023年も本日12月29日までの営業となりました。52年目突入に花添えてくださった皆様、本当にいつもありがとうございます💐

今日は父・藏太の誕生日です。
今年8月に亡くなりました。
生きていたら今日で81歳でした。
(写真は朝日出版さん、掲載は当時フリーマガジンogojo )

思っていた以上に報告が届いておらず、先日も何も知らずに父に会いに来た、東郷製菓に勤めていた菓子職人の方が店で号泣。「会えると思ってきたのに。会えると思って来たのに」とずっと大声で言い続けていました。

つい先日も、すぐ近所の方が「知りませんでした」と、お悔やみを持ってきました。夏からこの冬までの間に、かなりの数、そういう方がいました。今でも知らない方も多いと思います。(ネットが情報の全てじゃないですからね)

まだまだコロナの余波もありましたし、家族葬で済まそうと思ってたのを「じゃあ伝えられる範囲で」と小規模の葬儀に変更。母と「いろいろ迷っちゃったけれど、長く商売してきたんだから、お悔やみ欄だけで無く、きっちり新聞にご挨拶出すべきだったね」と後悔しています。

祖父母の葬儀の時は、当時両親もまだまだ若く、かなりの弔問客数となり、葬儀場の方が驚くほどでした。鹿児島・上荒田という土地で、工房で焼いて店に並べるというスタイルのパン屋としての創成期を担ってきたわけですから、それだけ本当に多くのお客様に支えられてきたということを理解出来た時間でもありました。

にも関わらず、その父の葬儀をこじんまり済ませてしまったのは、娘として大失敗です。「ご挨拶したかった」と言ってくださるお客様がこんなに多いのか。。と、後になって実感が増えています。

パンの店フランセは変わらず営業中です。細かいことを言うと、メニューは変わっています。母と私が出来るメニューでの営業となっています。父のドイツパンは父の頭の中だけにあったので販売は出来ませんが、でも何より、看板商品は「食パン」。買い続けてくださるお客様にささえられながら、今後もまだ当分は(笑)営業します。

この51年、周囲には何軒ものパン屋さんがオープンしました。ずっと続けてらっしゃるお店もありますが、クローズしていった数の方が多いのも事実で、その中で続けています。そして1番の大きな壁となっているのが、まさしく「大きな壁」である国土交通省の道路工事です。この影響がこれまでに無く大変です。まだまだまだ5〜6年以上この「中洲通りの壁」状態は続きます。

株式会社東郷製菓のオープンが1926年12月でした。2024年で家業98年を迎えます。のちに有限会社サンド屋製菓となり、パンの店フランセは1972年オープン。来年でまる52年です。まずは100年を目指し、その後パン屋55年を目指します。

風の時代と呼ばれる時代に、土の香りぷんぷんで営業を続けていきますよ!😂今後ともよろしくお願いいたします。皆様にとってより良い未来となりますように🌱

東郷さくら

#家業は同じ場所でもうすぐ100年
#2023年11月で51年 
#毎週月曜と火曜が定休日です
#鹿児島 #パン屋 #パン
#パン好きな人と繋がりたい 
#パン好き #ベーカリー
#bakery #breadbaker #baker 
#kagoshima #昭和からのパン屋

パンの店 フランセ

2022年11月で51年目突入! 同じ場所でパン屋さんしてますと ちびっこ達が大人になり そのまた子供を連れてやってきてくれます 老若男女、素敵なお客様たちがいっぱい そんなみなさまと一緒に成長しながら ここまでやってきました みなみなみなさま、いつも本当にありがとう