フランセよもやま話 1

【父の選択】
父が家業を継ぐ時の話。当時、父は大阪で機械エンジニアをしていた。真面目で丁寧な人なので、日本からフランスへ技術講師として長期出張の話があったという。その時だ。兄2人がわざわざ大阪まで連れ戻しに来たのだ。「家を継ぐのはお前しかいないぞ」と。


うちの父は姉が2人、兄が2人、そして妹が2人の7人きょーだい。子供の頃は、自営業の両親、そしてキョーダイのための食事係だったらしく、娘の私が言うのもなんだが、料理の腕もハンパない。叔父たち(兄2人)が台所に立つイメージは、姪の私からしても一切ない。ので、菓子製造業を営んでいた家業を継ぐ、となると、必然的に我が父。。となるわけだ。(ちなみにうちの身内は大手ホワイトカラー&公職に就いてる人ばかり)

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先日、私は初めて訊いた。「ね、お父さん。大阪におじちゃん達が連れ戻しに来た時って、帰るか?大阪にとどまるか?って考えたの?」「。。。そりゃあ考えたよ」。「そりゃあ」って言葉が出て、あ、そうだよな、と思った。 


「兄さん達が連れ戻しに来た!」って話は、もうだいぶ前から知ってはいたが、あまり父の心情までは想像してこなかった。「ええっ!連れ戻しに来たの?!」くらいの驚きと笑いを混ぜたような話のネタになってるくらいのものだったから。けれど、ふと訊いてみたくなったのだ。


我が父は、地味にエピソードが多い人だ。社会人バレーボールの大阪府代表だった、とかw 前述したが機械エンジニアとして渡仏予定だった、とか。私がギター弾いてトランペット吹けるのは父の影響。歌もめちゃくちゃ上手い。白黒写真と間違うような鉛筆画も描く人だ。。。夢もあったんだろうが、それはまだ訊けていない。

父親、または母親、または祖父母や。友達やパートナーや。尊敬してる大人たちや。あなたの近くに居るその人の若い頃のこと、訊いたことありますか?

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パンの店 フランセ

2025年11月でまるっと53年 同じ場所でパン屋さんしてますと ちびっこ達が大人になり そのまた子供を連れてやってきてくれます 老若男女、素敵なお客様たちがいっぱい そんなみなさまと一緒に成長しながら ここまでやってきました みなみなみなさま、いつも本当にありがとう